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2007年10月17日 (水)

弟の快挙

三歳違いの弟が、今年も又関西地区代表として、合唱コンクール全国大会に出る。
彼が指導しているのは、神戸のN中学校、わずか11名の女の子ばかりのコーラス部だ。

先日送られて来たCDを聞いた。
1曲目はスウェーデンの美しく神秘的な自然を歌った曲をアカペラで歌う。
出だしが低音から始まり、中音高音が順次それに重なるように音を描き出す。
静かな水底から、何か例えようのない美しい生き物が、わき上がってくるような始動を感じる。
透き通った北欧の空気とムーミントロールの妖精の世界が声を通じて伝わってくる。
去年も長男を伴って全国大会を聞きにいったが、こんな不思議な世界を創っている合唱団は外にはなかった。
その時は、N中学はドイツの作曲家の「夜」という題名のこれまた摩訶不思議な曲を歌った。
わずか十数人の参加チーム中最も小さい合唱団だった。
惜しくも去年は入賞を逃したが、今年は人数がさらに少なくなったとはいえ、以前よりさらに完成度が高い。
きっと入賞間違いない。

2曲目はミサ曲。
私はこの曲が好きだ。
静謐な空間に流れる完璧な和音の流れ。
我というものをなくし、大いなるものと一体になった声の美しさ。
まだ誰も起きてこない、静かな朝の時間にこのコーラスを聴くと、身も心も清まる気がする。
全体に中低音がしっかり支えているのがすごと思った。
中学生の女の子がこんなすてきな低音を出せるのか、と感嘆した。
男の指導者でなくては出せない声だと思う。

全国大会は今月28日、岩手県盛岡で行われる。
私はちょうど沖縄で仕事中で行けないけれど、彼等の出番の時間には心で応援したいと思う。


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